スタジアムについて本気出して考えてみようとしたけどやめた
今年1月に、長野県のに答えた、Jリーグの村井満チェアマンは、「J3の参加チームは、U-23のチームを、独自のリーグ(サテライトリーグ)で分けたとしても、20チームぐらいが妥当で、現状U-23以外で14クラブが参加しているが、20になれば早くて4-5年で満杯になる。そうなるとJ3・JFLの入れ替えを導入を検討しなければいけない」と述べた。
そもそも、J3の発足の発端は、2012年にJFLからJ2に昇格し、1年でJFLに降格(その後2016年J2復帰)の町田ゼルビアの問題に起因している。当時、J2は最大22クラブとし、それを超えるとJFLとの入れ替えを行うということだった。
しかし、J2からアマチュア(厳密にいえばプロ・アマ混成型=いわゆるセミプロ)に降格することで、財政面のひっ迫、さらにはJFLも成績が悪いと地域リーグに降格することになるため、プロ志向のクラブであっても、レベルの低下につながりかねない可能性があるということで、JFL以下に所属するJリーグを目指そうとするクラブを対象に「下位リーグへの降格がない3部リーグ」ということで立ち上げたのがJ3の始まりだ。
Jリーグは将来的に全国100クラブを加盟させたいということで、サッカー不毛地域である東北、北陸、四国、九州などのクラブ加盟を促すことをテーマにしており、最初は12クラブ+U-23Jリーグ選抜の13からスタートし、2016年からはU-23選抜に代わってJ2以上のU-23育成チームにも門戸を開放した。
しかし、J3に参加するにも、Jリーグが提示したクラブライセンス(J3ライセンス)を発給しなければ参加できないので、JFLで成績がどれだけよくても、J3ライセンスを発行してもらえないと(さらに、強いて言えばJリーグの準加盟を認めてもらえないと)、J3には昇格できない。
今年度のJFLでJ3昇格の権利がある準加盟は、ヴァンラーレ八戸、栃木ウーヴァ、東京武蔵野シティ、奈良クラブ、FC今治の5クラブであり、この中から上位4位まで、かつ準加盟で上位2番目までの成績を挙げて、さらにJ3ライセンスを発給したクラブがJ3に昇格できる。前期14節を終えた段階で、最初の条件4位以内を確保した準加盟クラブはなく、最高でも八戸の5位。それを今治、武蔵野が追いかけており、奈良、栃木は蚊帳の外(栃木は準加盟にはなっているが、J3ライセンス申請はずっと見送っている。JFL在籍の準加盟だからと言って必ずしもJ3ライセンスを申請しなければならないということではなく、各クラブの任意判断になるため)。
しかし、J3ライセンス申請の前提・準加盟になっていないものの将来のJクラブを目指すFC大阪とラインメール青森が大健闘の3・4位である。FC大阪は本来であれば2017年のJ3を目指すところだったが、本拠地としていたキンチョウスタジアムを含む長居公園がセレッソ大阪の指定管理下にあることから開催に制限がかかってしまい、特定のホームスタジアムがなくなってしまった。そのためJ3昇格が完全に足踏みとなっている。
J3は体の上では「Jリーグ管轄のプロリーグ」ながらも、大半の選手はアマチュアということで、事実上セミプロである。しかし地方のクラブにとってはJ3とはいえども、Jリーグであるのでそこを照準として活動するクラブも少なくないので、Jリーグが提示したライセンス条件の一定の緩和は、地方クラブにとっては大きな目標が膨れ上がったといえるのだが、J3ライセンスでも、「債務超過、または3期連続赤字ならライセンスを原則発給しない」というルールもある。
先ごろ発表された、によると、J2の愛媛FCとJ3のグルージャ盛岡が2期連続赤字となっており、このまま財政面の改善がなされず、3期連続赤字になると、2019年はJFL以下への降格も考えなければならない。特に盛岡は2016年に元経営者が運営費を着服し、借金返済に充ててしまい逮捕されたことで、財政的にも悪化。
また、以前からJ1のチーム数を18から減らす「プレミアリーグ構想」が度々クローズアップされている。具体的には12チーム程度に減らし、その分下位リーグのチーム数を増やすというものだが、確かにJ1が18チームになってから、サテライトリーグの廃止や、上位と下位のクラブの格差など、改善しなければならない問題が山積している。J3のU-23セカンドチームの編成や、「育成型期限付き移籍」の採用も、そういった若手選手の育成ではメリットにはなるが、地方クラブの活性化には必ずしもつながっていない面はある。
また、現在のJリーグのスタジアム基準は、J1で15000人以上、J2で1万人以上、J3は5000人以上(J3のみ芝生席を認める場合もある)ということになっているが、これをJ1基準では35000人以上を求めるというものである。このルールを適合させることになれば、多くのクラブはスタジアム案件でJ1基準を満たさない可能性が出てくる。
これらの財政やスタジアムなどのハード・ソフトをそれぞれ総合的に考えた時、
Jリーグ同様初代チェアマンを務めた川渕氏が立ち上げたBリーグは、大きくプロによるB1・B2、そしてBリーグとは別の団体が主催するB3はセミプロで、今年9月からのリーグは、(和歌山トライアンズの昇格が有力視されたが、財政面で課題ありということで昇格見送りとなったので)地域リーグからの新規昇格がなく、チームの入れ替わりはあるが9チームのままであるが、将来はチーム数の拡大や入れ替え制度の導入も視野に入れている。もちろんB3で成績が良ければプロであるB2昇格のチャンスもある。B3はプロ・アマの混在型、別組織ながらもBリーグのブランドを生かして地方クラブの目標となるリーグとしての性格を持っている。
それをヒントとして、現在のJ1・2・3・JFLを再編する形で、頂点となるJリーグプレミアディビジョン(通称JPリーグ)を12チーム程度。そして2部リーグとしてのJ1リーグをほぼ同数の12-14チーム程度、さらに3部の新J2は当初20-24チームの1リーグとしたうえで、将来は東西2リーグ制で概ね32チーム(東西
16チームづつ)程度で行うことにする。
JPリーグはその2020年基準のルールに沿ったライセンスに適合したクラブを対象として、それらのクラブに「JPライセンス」を発給させ、その中で新リーグ移行前年度の成績をもとに12チームをJPに残留(昇格)させる。JPライセンスを保有しながらJPに参加できなかった残りのクラブは新J1に降格するとともに、JPライセンスを保有していないクラブも、前年度の成績をもとに2・3・4部にあたる新J1・2・3に振り分ける。
来年からJ1昇格プレーオフはこれまでの自動昇格ではなく、J1の15位クラブとの入れ替え戦が復活するそうだが、今年躍進しているセレッソ大阪以外、昇格プレーオフで勝ち抜いたクラブが1年で降格する現状を考えると、自動昇格よりも入れ替え戦をしたほうは妥当だといえる。
なので、僕の試案としては、JP(J1)の下位2クラブと新J1(J2)の上位2クラブが自動入れ替え、JPの次点2クラブ(12クラブなら9・10位)と、J1の3-6位を対象とした「JP(J1)昇格プレーオフ」を勝ち抜いた2チームとで入れ替え戦を行う。入れ替え戦はJP(J1)側のホームスタジアムでの一発勝負とする。同様に、新J1(J2)と、新J2(J3)の間でも、同様の自動入れ替え・「J1(J2)昇格プレーオフ」と「入れ替え戦」を行えるようにする。(いづれも、下部リーグのクラブは上部リーグライセンスの保有が前提)
さらにJFLは今まで通りの(一社)日本フットボールリーグ主催のセミプロで維持しながら、上位リーグへの昇格を念頭に置いたブランドの一体感を出すという点で、「新・J3リーグ」と位置付ける。
JFLをリニューアルさせる新J3は、現行のJFLの仕組みをそのまま適用、ないしは準用させ、Jリーグが主催する新J2以上への昇格を念頭に置いたクラブにも門戸を開放させ、前チェアマンの大東氏が掲げていた「降格のない下位リーグ」の仕組みを当初は取り入れる。
最初は現J3から降格するクラブ+現存JFLクラブ、及び初年度に限り地域リーグ以下から新J3(=JFL)への昇格意思があるクラブを対象とした公募推薦枠(したがって、現在もJFLへの昇格すらかなっていないサウルコス福井や、いわきFC、高知ユナイテッドなどにもチャンスが広がる)を含め、大体20-24チーム程度として、それを東西2組に分ける。
また新J2・J3に移行する前の準備段階として、現行のJFLを16チームによる1リーグ制から、32-36チームによる2リーグ制にして、その後段階を追って新J2・J3に移行するのもよい。2リーグ制は基本的に東西2ブロック制とし、移行前年は成績面での地域リーグ降格はせず、残存クラブ総数の概ね半分づつを東西に振り分ける。概ね、北信越・東海と近畿を区切りとして、北海道・東北・関東・北信越・東海の5ブロックを「JFLイースト」、近畿・中国・四国・九州の4ブロックを「JFLウェスト」として定め、まずは東西16クラブづつの32チームとする。
その後(JFLの2リーグ制移行後は)、地域リーグから毎年全国チャンピオンズリーグの成績をもとに上位2チームづつを昇格させて、32-36チーム程度に広がった段階で3-4ブロック制に移行させる。新J3から新J2へは、新J3のブロックごとの上位チームが決勝トーナメントを行い、優勝・準優勝のクラブで新J2ライセンスを保有していれば自動的に新J2の下位2クラブとの入れ替え、準決勝で敗れた2クラブは3位決定戦を行ったうえで、新J2の次点2クラブとの入れ替え戦に回る。(ただし、現J3=新J2の一定チーム数が確保できるまでは3位決定戦を行わないで、J3=新J2ライセンスを保有する準加盟クラブが決勝トーナメントに進出すれば、その時点でJ3=新J2昇格とする)
最終的に新J3は全国を4ブロック(1ブロック当たり16として)64クラブ程度まで広げたところで、地域リーグとの入れ替え制度を導入するという形にしたほうがいいかと思う。地方のクラブもプロ・アマ(U-23、学生チームも)混在型でありながら、Jリーグというブランド力を生かして目標を高めるきっかけにもなるし、現状U-23チームを編成できない地方のクラブも期限付き移籍などで試合勘を養うという選手育成、地方クラブ活性化の一石二鳥を図ったほうがいいし、規模の小さいクラブ、企業チームでも「Jクラブ」になれるという目標ができるとそれだけでも大きなプラスになる。
ゾウリムシでもわかる! スタジアムの基礎知識
おはようございます。
先日、スタッフから見せてもらった納品写真がとてもステキでした!
お客様の掲載の許可をいただきましたのでご紹介♪
許可いただきまして、ありがとうございます
場所はなんと広島
神戸まで約4時間はかかります。
そんな距離を何度もご来店いただき、感謝でございます。
広島カープの本拠地「マツダスタジアム」を眺めることもでき、山も川も街並みも。

その真っ白のご新居に…
今回、フルオーダーをいただいた収納セットを納品しました。
なんと、長さ4m50cm
床の白、
ダイニングチェアの白、
ダイニングテーブルの脚の白、
そして収納の白、
この異なる素材の白がまとまって見えるのは…
テレビボードの天板とシャンデリア、そして扉がダーク色で空間を引き締めているからですね。
左のキャビネッのミラースペースとダイニングテーブルの幅と天板高さを同じサイズにすることで、これだけの大きさにもかかわらず、家具の圧迫感を全く感じません。
そして、写真をググっと拡大し…
すっきりとしたシンプルモダンなのは、デザインだけではなく、下り天井の高さに合わせて収納をオーダーし、きっちりと収まっているからですね。
実は、こちらのオーダー収納システム、こんなにモダンでステキですが、つくったのは広島府中の“ザ・職人”の方々!
本来は婚礼家具を造る高度な “技” をもった職人がつくった収納システム。
そうです!現在、神戸ショールームで開催されている
『秋のスペシャルフェアin神戸』
でもこちらの職人の方々がつくられた家具を展示しています。
見るだけでも価値ありですよ!
そして、最後にウィンドウトリートメント。
マンションですので、カーテンボックスにすっきりとおさまり、オーダーカーテン特有のヒダの山が美しくまとまっています。
この完成度の高さにお客様からも「家具を納品した後も狭さを全く感じず、想像以上に空間がスッキリと華やかな雰囲気ですね!」と大変ご満足いただけました
こんなステキに納品でき、また掲載の許可をいただきましてありがとうございました。
特に土日は込み合います。
ご予約をご希望の方は神戸ショールームまでご連絡くださいませ。
今日も皆様のお越しを心よりお待ちしております
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text by S.
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