ヘッドホンについてオタク100人に訊いてみた
みみっちですこんにちは。
もうすぐ夏ですね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
さて、近年では日本でもカジュアルストリーマーが増えつつあります。
そして、重たいPCゲームが流行る中、どうしても1PCの配信では高スペックPCが必要になってきます。
PCは昔と比べるとお求めやすい価格になってきましたが、何とかゲーム負荷とエンコード負荷を分散させたい所です。
そこでオススメするのが2PCを使った配信です。
1PC配信、2PC配信をするに当たってのメリットとデメリットをここでご紹介したいと思います。
以下の通りです。
1PC配信
【メリット】
・設定が単純明快
【デメリット】
・エンコード負荷の為、ゲームプレイ中のFPSが下がる
・ゲーム負荷の為、エンコード設定を落とす必要がある
=高スペックPCが必要
2PC配信
【メリット】
・エンコード負荷の影響を受けずにゲームをプレイできる
・ゲーム負荷の影響を受けずにストリームが可能になる
【デメリット】
・PCが2台必要
・起動する度に不具合が起きる場合がある
・オーディオ関係の設定が複雑
現在では2つPCを持っている方も少なくありません。
設定が難しくて2PC配信を諦めている方も多いはず。
そこで、配信歴6年の私の2PC環境をご紹介したいと思います!
用意するデバイスや道具
・1080p60fps対応キャプチャーボード(HDCP対応が望ましい)
私はMonsterXXを使用しています
・Sound Blasterなどのサウンドデバイス(最低1個。2個だと私と同じ環境)
私はSound BlasterX G5を2つ使用しています
・7.1chサラウンドヘッドホン
(LogicoolなどのUSBヘッドセットの場合は前途サウンドデバイスは1個で良い)
私はHyperX Cloud Revolver(3.5mmミニジャック専用7.1chヘッドセット)を使用しています
・ストリームPCへ繋ぐUSBマイク、またはそれに準ずるもの
私はRoland VT-3をストリームPCへ繋ぎ、キャノン端子のマイク(SHURE製がオススメ)を使用しています
・カーステレオなどにも使う、3.5mmノイズフィルター
Amazonで1500円ぐらい
・各種ケーブル
以上です。
用意できたらこのように配線します。
黒いPCがゲーム用PCになります。
赤いPCがストリーム用PCになります。
ゲーム用PCのサウンドデバイス+ヘッドホンは、
USBヘッドセットで代用できます。
この場合、ソフトウェアがしっかりしているLogicool社の7.1chサラウンドヘッドセット、もしくはワンタッチで7.1chに設定できるHyperX Cloud Revolver Sなどが良いでしょう。
配信へ乗る自分の声は、ストリームPCへマイクを繋いで流す感じになります。私の場合ですが、ヘッドセットのマイクは基本的には使用しません。音質も悪いですし。
ゲームPCの画像をストリームPCへ映すのは簡単です。
難しいのは何度も言うようにオーディオ関係です。
ゲームPCの音声をストリームPCへ取り込む場合、HDMIから取ると、ノイズが酷いうえに音声遅延が起こりますので、私はマザーボードからオンボードサウンドを引っ張り、配信PCのSound Blasterへ繋いでいます。
オンボードサウンドでノイズが起こる場合、ノイズフィルターを咬ませることにより改善します。(私は起こっていませんが)
配線が終わったら、いよいよ音声の設定です。
ゲームPCから。
タスクバー右側のスピーカーマークを右クリック。
再生デバイス
Sound Blasterのスピーカーを既定のデバイスにします。
USBヘッドセットの場合はそれを既定のデバイスにします。
オンボードサウンドを既定の通信デバイスにします。
さらにスピーカーを右クリックし、プロパティ。
詳細で24ビット、48000Hzにします。
(XSplitで後ほど設定を合わせます)
次に録音デバイス(ここが重要)
Sound Blaster再生リダイレクトを既定のデバイスにします。
USBヘッドセットの場合は恐らくステレオミキサーを既定のデバイスとして使うことになります。
再生リダイレクトを右クリックし、プロパティ。
聴くタブで「このデバイスを聴く」にチェック。
下の「このデバイスを使用して再生する」を、先ほど既定の通信デバイスに設定したオンボードサウンドにします。
これでゲーム用PCのオーディオ設定は完了です。
次にストリーム用PCのオーディオ設定。
Sound Blasterの設定
ダイレクトモードにチェック。
再生デバイス
Sound Blasterのスピーカーを既定のデバイスにします。
同じようにスピーカーのプロパティで24ビット 48000hzにします。
録音デバイス
配信で使いたいマイクを既定のデバイスに。
Sound Blasterのライン入力を既定の通信デバイスにします。
既定のデバイスのマイクをプロパティ。
このデバイスを聴くにチェック。
上記
の設定をすると、ストリームPC上へ常にゲームPCの音声が流れるようになります。また、マイクの音もデスクトップへ乗るようになります。
これでPCのオーディオ設定が終わりました。
最後にXSplitの設定です。
察している方はわかるかと思いますが、
なんと、普段マイクで使う項目を「ライン入力」にする事で、ゲームPCの音声を取り込んでいます。
そして、マイクで乗る声は先ほどの録音デバイスプロパティのマイク設定で「このデバイスを聴く」にチェックを入れている為、推定スピーカーに自分の声が乗る感じになります。
これで私はHDMIのクソ遅延音声から解消されています。
偉そうに言ってきましたが、もっとスマートなやり方があったら教えてください…。
音量調節は各項目ごとに細かーーーく行います。
マイクの音量が小さい場合は、マイク以外の音量を全体的に下げるか、マイクアンプを用意するか、マイクブーストをかけるしかありません。
以上!私の変わった2PC環境でした。
参考になれば幸いです(恐らくならない)。
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