美術館の黒歴史について紹介しておく
2017年8月11日ウェスタ川越、室内の多目的ホールで開催されたのが、「ウェスタ川越 音と科学のミュージアム vol.2」。
昨年に引き続き2回目の開催。楽しい音・科学イベントとして川越の夏休みの恒例イベントになってきました。昨年は8月下旬開催で、夏休みが終わった学校もありましたが、今年は余裕をもって上旬開催。この日程は今後も考慮されていくでしょう。
10:00~16:00 入場無料
主催:ウェスタ川越指定管理者NeCST(ネクスト)
協力:はまぎんこども宇宙科学館
後援:埼玉県教育委員会、川越市教育委員会
協賛:感動創出工場ジーンファクトリー
・エアドームプラネタリウム
・科学工作教室「こねこねスーパーボールをつくろう」
・科学工作教室「もみもみスライム」
・プログラミング教室「mBotを動かそう」
・手づくり楽器教室「カリンバと笛で森を奏でる」
・ふしぎが楽しい!「サイエンスショー」
昨年の楽しいイベントの様子が口コミで広がっていたのでしょう、入場無料ではありますが、混雑が予想されるため事前に申込が必要な講座が設定されていましたが、それらは全て早々に定員に達していたという人気ぶり。川越市内の小学校にチラシが配布されたことの波及効果は大きかった。
当日は待ちわびる親子で開場時間前から長蛇の列が出来、主催のウェスタも目を丸くするほど。殺到ぶりは他の親子イベントとはちょっと次元が違うような雰囲気でした。とにかく子どもたちのわくわくした表情が印象的。それを川越的に例えるなら、夏休みに親子で川越水上公園のプールに遊びに行く、のと同じのりで多目的ホールに遊びに来ているようで、特にサイエンスショーの子どもたちの食い入るように見る姿は、まるでここは戦隊ヒーローショーかキャラクターショーではないかと思わせるほど。科学は堅苦しいものでなく、楽しめるものであることを証明しているイベントです。それだけの期待に応えている大規模イベントでもありました。夏休みの思い出と言えば、プールに恐竜博に、科学イベントは全国どこでも同じ。
「音と科学のミュージアム」で特に川越的に記したいのが、徹底した質の追求と規模感。
川越では、稀に小さい規模で科学をテーマにした催しはあっても、全小学校にチラシを配布するレベルの科学イベント、と呼べるようなものは皆無。ただ、どのイベントでもサイエンスショーはやっぱり子どもたちの注目の的は同じです。
(「ほっこり~のプレゼンツ!FAMILY FESTA!」2017年5月川越ハウジングステージ
)
科学をイベントにすると楽しく学べるものであるし、川越でもっとあってもいい。博物館・美術館はあるが(さらに言えば屋上遊園地もあるが)、科学館がない川越にあって、まさに待望の科学イベントです。さらに、ここまでの規模と質の科学イベントが川越で誕生したことが画期的で、時代の変化を感じさせます。
主催がウェスタ川越だからこそで、ウェスタ川越が川越に出来たからこのような動きも出てくるようになったと言えます。
川越で本格的なプラネタリウムが体験できる日が来るなんて、一体誰が想像し得たでしょう。
なぜ、ウェスタ川越がこんなにクオリティーの高い科学体験イベントを主催できるのかというと、ウェスタ川越の指定管理者となっている1社「コングレ」さんが、実は全国各地の科学施設の運営にも携わっているからです。
日本科学未来館、新潟県立自然科学館、横浜こども科学館(はまぎんこども宇宙科学館)、神戸市立青少年科学館(バンドー神戸青少年科学館)、ロボスクエア、千葉市科学館。
そんな繋がりから、今回のウェスタにも横浜こども科学館が出張出展していました。
「ウェスタ川越 音と科学のミュージアム vol.2」、多目的ホール入口に設営されていたのが、プラネタリウム。移動型プラネタリウムは天井まで届きそうな大きさ。川越でプラネタリウム、という衝撃は来場者みな共有していたよう、これを目当てに来た人が多いようでした。
「生解説!エアドームプラネタリウム
空気を入れて膨らませるエアドームで夏の星座を観察します。
科学館の専門家による、わかりやすく、楽しい解説でお送りします。」
開催時間:①10:00~10:30 ②11:00~11:30 ③13:00~13:30 ④14:00~14:30 ⑤15:00~15:30
当日受付(先着順) 9:30より会場入口前にて整理券を配布します。
定員:各回35名(なくなり次第終了)
終日行列が途切れない盛況ぶりだったのが、こちら。
・科学工作教室「こねこねスーパーボールをつくろう」
科学工作教室「もみもみスライム」
開催時間:終日開催
事前申し込み不要
材料がなくなり次第終了 ※1人1個まで。
この材料からなんでスーパーボールが出来るんだろう!もみもみスライムも!という、物質の変化を説明ではなく、楽しい体験で感じてもらうという趣向。
予約不要ということで、当日ふらりと訪れた親子が必ず体験でき、みな必ず体験するような人気ぶりでした。
今の時代を感じさせる、いや、これから重要性が増していくであろうプログラミングも、今の科学イベントでは存在感を発揮しているもの。難しそうと思われる技術ですが、プログラミングの技術でロボットを動かすという体験から身近なものにしようとしていました。
・プログラミング教室「mBotを動かそう」
エデュケーショナルロボット「mBot」。
iPadを操作してプログラミング行い、思い通りに動かしてみよう!
開催時間:①10:30~12:00 ②13:30~15:00
要事前申し込み
(当日空きがある場合若干名受付けます。当日整理券は9:30より会場入口前にて配布します。)
持ち物:不要
定員:各回10名 ■対象:小学生以上(保護者との参加も可能です。)
そして、こちらには「音と科学のミュージアム」の一翼をなす「音」をテーマにしたエリアが。
・手づくり楽器教室「カリンバと笛で森を奏でる」
身近にある材料で可愛らしい音色のカリンバと笛を作ります。自分だけの楽器・音色を楽しみませんか?
開催時間:①10:30~12:00 ②14:00~15:30 ※①②ともに演奏体験付き
要事前申し込み
(当日空きがある場合若干名受付けます。当日整理券は9:30より会場入口前にて配布します。)
持ち物:不要
定員:各回10名 ■対象:小学生以上(低学年の
お子様は保護者の方と一緒の参加をお勧めします)
このエリアも満席状態が続いて大盛況。カリンバや笛を自分で作れてしまうという体験に、子どもから大人まで夢中になっていました。
熱心に作ったそばから音を奏で、身近なものからこんなにいい音が出るなんて・・・!と驚きの声を挙げる子どもたち。ステージではカリンバ教室・演奏体験も行われました。
これも科学体験。
イベントタイトルに音と科学の、とあるこのイベント。科学だけでなく音も大事なテーマとなっているのが特徴です。
科学と音?と意外な組み合わせに思われるかもしれませんが、音楽・芸術というのも科学的な要素が多分にある。音といっても演奏するのが主ではなく、楽器を「作る」という工程を体験することで、音が鳴るのはどういう仕組みなのか、どういう構造から音が出るのかという内部を知ることになり、まさに科学的体験です。科学イベントの中にあることで、自然と科学的な感性で音に向き合うことができました。
芸術・文化の発信拠点としてのウェスタ川越大ホールの意義を考えたら、音と科学は実は自然な組み合わせでもある。
(ウェスタ川越大ホール)
子どもたちが最も熱狂したのが、やはり科学イベントに欠かせないサイエンスショー。
・ふしぎが楽しい!「サイエンスショー」
身のまわりにはふしぎがたくさん。「科学」をたのしむサイエンスショーを開催。
■「科学探偵マーブルの華麗なる謎解き-魔法の石の力とは-」
開催時間:①10:30~11:00 ➁13:00~13:30
事前申込み不要
観覧自由(お席にはかぎりがございます)
■「宇宙不動産 川越支店臨時営業中」
①11:30~12:00 ➁15:00~15:30
体験だけでなく、販売コーナーも。
・自由研究工作キット販売コーナー
楽しい自由研究工作キットがもりだくさん。ここで夏休みの自由研究を買い求めていた子どもも多くいました。子どもよりも大人の方が興味深々だったのが、宇宙関連のコーナー。確かに宇宙飛行士が食べる宇宙食って気になります。
工作キットを購入したらこちらへ。
メイン会場の多目的ホールの先にある部屋では、自由に工作できるフリーゾーンになっていました。道具の貸出あり。
多目的ホールで様々な科学体験をしてきた子どもたち、自分で自由に作ってみたいという熱意も湧き上がってきたのでしょう、工作に熱中する姿がありました。
今回のイベントで本当なら子どもたちが狂喜乱舞したであろう催しが、JAXA |H-IIAロケット35号機による「みちびき3号機」(準天頂衛星システム 静止軌道衛星)の打上げです。
8月11日に打ち上げ予定で、なんとイベント最中に会場のスクリーンにてパブリッシングビューイングをサプライズで企画していたんです。
天候不良で打ち上げが延期されましたが、こんな壮大な企画を仕込んでいたというウェスタ川越さすがです。
おっと、ここに見知った顔が。。。イベント会場にも様子を見に来てきたようです。チラシの前でどや顔です。!
今回、音と科学のミュージアムの協賛にクレジットされているのが、感動創出工場ジーンファクトリー。ジーンファクトリーと言えば、代表の仁居さんは、そう、ウェスタ川越・ウニクス川越で開催している「彩の国カレーなる闘い」の主催者。カレーなるはこれまで3回開催され、初代、二代目、三代目とチャンピオンが決定している。次回、第四回大会はこの冬に開催予定となっています。
(「第2回彩の国カレーなる闘いin川越」ウニクス川越広場2016年12月4日
)
今回の科学イベントとカレーなる闘いは全く別個のものですが、様々な面でウェスタと連携しているジーンファクトリーの仁居さんは、このイベントでは市内小学校にチラシを配布するなどの協力をしていました。こうして点と点が線で繋がり合っている川越内。
そして、「ウェスタ川越 音と科学のミュージアム vol.2」が誕生し、他にも川越の新時代を感じさせるイベントが多数行われているウェスタ川越。ウェスタ川越が主催した事業だけでも、「ウェスタ川越 春の地酒まつり ~埼玉の銘酒に酔いしれて~」や「県民ふれあいフェスタ」などがあり、川越の新しい時代が着実に堆積されています。
ちなみにですが、ウェスタ川越を会場として使用し、オリジナリティー溢れるイベントも最近は多くなりましたが、2017年のウェスタ川越で最も印象に残るイベントは既に決まっています。1月の「マンホールサミット2017 今日から君もマンホーラー」(&マンホール焼肉丼)です。あれは数年後も振り返られているくらいの語り草になりそう。
(「ウェスタ川越 春の地酒まつり ~埼玉の銘酒に酔いしれて~」2017年5月14日(日)
)
(第二回「県民ふれあいフェスタ」&第一回「シニアドリームフェスタ」2016年11月12日
)
(「マンホールサミット埼玉2017」今日から君もマンホーラー!2017年1月14日ウェスタ川越
)
多目的ホールでは、あちこちに子どもたちの真剣な表情が。楽しいだけでなく、真剣になれるのが科学イベントでもあるのかも。
「ウェスタ川越 音と科学のミュージアム vol.2」、大盛況のうちに幕を閉じ、これからも川越の夏休みの恒例イベントになっていくでしょう。
そして、これからもウェスタ川越では、大きな発信拠点として様々な楽しい催しが開催されていくと思います。
「ウェスタ川越 音と科学のミュージアム vol.2」
2017年8月11日ウェスタ川越多目的ホール
10:00~16:00 入場無料
主催:ウェスタ川越指定管理者NeCST(ネクスト)
協力:はまぎんこども宇宙科学館
後援:埼玉県教育委員会、川越市教育委員会
協賛:感動創出工場ジーンファクトリー
これは凄い!美術館を便利にする6つのツール
浅草西参道商店街の並びにあった浅草観音温泉が2016年6月に閉店していたんですって。知らなかった…この間、前を通ったらぶどうの蔓は健在だったけれど建物の周囲が覆われていました。
いつか行こうと思っていた…のいつかって、結局二度とないんだなぁ。
山の日の11日。寿の夏休み初日は特に予定もなく、浅草界隈をぶらり。東武浅草駅北改札口近くの喜楽さんへ。
しょうが焼き、焼魚、フライ、カラアゲ、煮付け…とA〜Jまでの多彩な定食が700〜800円でいただけます。
焼魚赤魚粕漬や黄金カレイの煮付けと迷いながらも
ミックスフライ 700円
お腹すいてると揚げ物に行っちゃうナ。コスパもいいしご近所のビジネスランチに重宝されているみたい。
ホントに8月はお天気が悪くて、この日も午後から雨でした。
12日は下町を離れ原宿へ。23〜30歳頃まで骨董通りのデザイン事務所にいたのですが、それからもう四半世紀がたっちゃった。まだ同潤会青山アパートだったもんなぁ。
でもそのあとで働いていた秋葉原、四谷、人形町の方がやっぱり馴染む気もします…この日も朝方まで雨でしたが月岡芳年を観に太田記念美術館に。
太田記念美術館は、浮世絵を和風の展示環境で観ることができる落ち着いた美術館。
中央に石庭、左手奥には畳敷きの座敷とおもてなしの演出が行き届いています。海外のお客さまもたくさんいらっしゃいましたが混み具合も程よく大満足。
月岡芳年は幕末から明治にかけて活躍した歌川国芳門下の浮世絵師で、幅広いジャンルを手がけているのですがその中でも歴史、伝説、小説、芝居などの妖怪画が有名なのです。
今回は和漢百物語と新形三十六怪撰の全点が公開されています。
詳しくは
原宿といえば、その他にいろいろと観光スポットはありますが…ぶらぶらと向かった先は東郷平八郎元帥を祀る東郷神社。
亡くなった後、顕彰する神社の創建要望と献金が相次いだそう…いろいろなことを学び、知った現代ならば…とにかく平和を願う努力は続けなければなりません。
お昼にはお天気も回復。もう少し続きます。
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